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Top 10 Cloud Computing Complaints No.5

(クラウドコンピューティング 10の不満 (連載5回目 最終回))
2011年6月1日


クラウドコンピューティングの需要が増加するにつれ、利用者やクラウドへ移行を検討しているIT専門職から様々な疑問や不満が湧き上がっている。ここでは業界をリードする企業の専門家がIT専門職達の抱えるクラウドコンピューティングへの不満 ― セキュリティ、コスト、携帯性について述べている。


Gripe #9: "Good enough for government work? Nope."
不満その9:官公庁業務にもクラウドは適している?いえいえ・・・

官公庁以上にセキュリティに対する意識の高いところは稀になく、官公庁がクラウド利用までにはもうしばらく時間がかかるであろう。「クラウドのセキュリティがNIST(国立標準技術研究所National Institute of Standards and Technology)の基準に合っていると言われるまで、官公庁のユーザーがクラウドインフラにアプリケーソンやデータを任せることはない」と政府間ソリューション・プロバイダー GTSIのソリューション・コンサルタントの責任者 Jim Sweeney氏は話す。

セキュリティの懸案事項にはデータの完全性、共有な環境下での個別保護、データのアップロードやダウンロードの管理、ベンダー従業員への信頼性、そしてベンダー企業の財政上の安定性が挙げられる。

しかしクラウドの採用を遅らせているのはセキュリティの課題だけではない。「自分を守るためにセキュリティを理由にクラウドに移行しない言い訳にし、『自ら内部クラウドを持つつもり』というのが典型的なパターンである」とJim Sweeny氏は語る。また、このような事態は既存インフラの発展を妨げる。「完全にクラウドに移行してみてはどうか」とJim Sweeny氏は提案している。

最も技術的知識を持つ組織が他のベンダーの代わりに代替案としてクラウドベースサービスの運用管理を行う方法がある。この方法で先行するのはアメリカ国防情報システム局(DISA)で、コンピューティングインフラとサービスを軍に提供する国防省の機関である。

6月の政府ITリーダーシップフォーラムでは、DISAのCIO Henry Sienkiewicz氏は、政府内部の至る場所に幅広く有効なDISAの独自クラウドからデジタルストレージとオフィスで有効なアプリケーションを供給する計画を発表している。


Gripe #10: "Cloud computing is going to put me out of a job."
不満10:クラウドコンピューティングで仕事がなくなる

企業のハードウェアの維持管理を担当する人々にとってクラウドは出口の見えない霧の中に思える。IT専門職はクラウドを恐れるべきであろうか。

「もし、サーバーを構築し、ルーターやサーバーがダウンした際に24時間365日対応することが仕事なら、恐れるべきである。しかし、自社の成長と活性化をゴールとするのであれば、全体の動きがどうなっているかを管理する人が必要である」とソリューション設計のFarmington社の創設者兼社長Stephen J. Roux氏は語る。

「レンチを回すより、座を囲みビジネスの戦略的な討議を進めるべきである。サーバーやデータセンターを備える代わりに、外部からのアプリケーションを手に入れることが出来るから」とRoux氏は付け加えた。

 


筆者:Ivan Schneider氏 (インフォメーションウィーク誌)

 
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